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呼吸器ケア特集：スイスイわかる呼吸療法で重要な薬の知識

発行：メディカ出版
種類：雑誌
価格：1,800円（＋税）

呼吸ケアの臨床・教育専門誌　呼吸ケアに使う薬を紹介

　人の身体は、血液がめぐる「循環器」、食べた食べ物が消化されて体外に出される「消化器」などがありますが、息を吸ったり吐いたりして酸素と二酸化炭素を肺で交換するものを「呼吸器」といい、その呼吸ケアの臨床・教育専門誌がこちらの『呼吸器ケア』という月刊誌です。

　人は食べ物を食べて栄養を摂取しなければ死んでしまいますし、水がなくても死んでしまいます。そして、空気がなくても死んでしまうという、ある意味、非常に面倒くさい生き物です。生きるために必要なことがあまりに多いともいえます。

　その人の生存にとって欠かせない呼吸は、大事がゆえに、自発呼吸ができない場合は、人工呼吸器というものが付けられたりします。また、呼吸が弱いときも人工呼吸器のお世話になりますが、一方で、人工呼吸器のなかのばい菌が肺の中に入って起こる、人工呼吸器関連肺炎というのもあったりして、扱いを間違うと逆に人を病気にしてしまうものでもあります。

　そのため、人工呼吸器の呼吸ケアは非常に扱いに慎重さが求められ、なおかつ、患者の状態などによって、さまざまなモードに設定するなどしなければいけないため、「呼吸器ケア」と一言でいっても膨大な知識が求められます。

　そんな悩める医療従事者に向けてつくられているのが、この月刊誌です。会社は大阪にある「メディカ出版」という出版社。出版社というと東京にあるのがほとんどですが、実は大阪にも出版社が存在し、そのなかの１社です。

　弊社はこの本の中で、日本集中治療医学会学術集会の記事をまとめました。テーマは「人工呼吸器関連肺炎（VAP）」で、いかにその発症を抑えるかをテーマに行われた講演の記事を、執筆しました。